たまにライトノベル

最近のおすすめ単完ライトノベル10選

やる。

期間は4年。何で4年かっていうと僕がライトノベルを読み始めたのが4年前だからです。4年って最近か?5年の方がまとまり良くない?まぁ分かる。でもさ、書きたくなったからしょうがねぇじゃん。。待てねぇんだもん。

じゃあやってくけど、半分ぐらいブログで書いたことある作品だから、それは前書いたのコピペしてく。後単完とは言ってるけど2巻まで出てるのもある、まぁいいだろ。ラノベで2巻打ちきりなんて単完みたいなもんでしょ(暴論)

 

 

 

 

ぼくの妹は息をしている(仮) (電撃文庫)

ぼくの妹は息をしている(仮) (電撃文庫)

 

「人を殺す小説を書きてえなあ。」
どうせ小説を書くのならそんな小説がいいと、ぼくは常々思っていた。そしてかばんの中には、そんなぼくの「処女作」がある。そう、自分の「脳」を用いた自動執筆装置によって、ぼくはついに小説の作者になったのだ。
さて、どんな物語が出来るのだろうか。最初に登場したのは真っ白な髪をした美少女、妹のユキ。風呂まで一緒に入りたがる兄離れできない甘えん坊。ん? なんか萌え萌えしたラノベ的波動を感じるが、ぼくの小説に限って──。うぅ──。

意識を取り戻したぼくを、金髪美少女のかりんが迎える。
「あなたの小説について、先生がお待ちです──」
さっきのは夢? ぼ、ぼくの小説は──?

 

 文学パロディが散りばめられた、メタフィクションライトノベル。文章のキレ味が鋭く刺さる一文が多量にある。メタフィクションにありがちなぶっ飛んだ展開や文章はあるものの、僕にはどこか無理をして書いてるような気がした。かと言って、滑り倒してる訳ではないが、きつさがないとは言えない。

もう少し思弁性を分かりやすく且つ作品内で繋がりを持って描いてくれればもっと普遍的な物語になったのかなと思う。

僕自身がメタフィクション的な部分に強く惹かれたわけではないので、アレなんですが、メタフィクションが好きな人は一読してみてみてもいいんじゃないでしょうか

 

 

 

理想の恋愛なんて、現実にはなりえない。
日陰作家のぼくにできるのは、妄想満載の小説《ラブコメ》を書くことくらい。
なのに――
「私に恋を教えてください、先生!」
そんなぼくを恋愛マスターと勘違いした、演劇部のヒロイン・綾瀬マイ。
理想の恋愛を実現するため、綾瀬さんとのラブコメ研究が始まって……

「恥ずかしい台詞とかあっても……頑張りますから!」

あくまで演技指導だからね!? 脇役未満の“裏方”から挑む、青春ラブコメ攻略論!

 

めちゃめちゃ面白く圧倒的青春感のある小説。ページをめくる手が止まらなくなるような疾走感。最高に面白い。残念なところと言えば、メインヒロインがちょい微妙なところか。サブヒロインの目黒ナツキが強すぎるってのもあるかも。

まあでも僕はヒロインとしては綾瀬マイのほうが好きなんですけど。

あと、この作品ラブコメっていうでかいテーマをそのまんま作品にぶっこんでるんだけど、ラブコメが好きな人間にとってはありえないぐらい刺さる作品だと思う。

胸がしめつけられるんだよ。ギュってね。。。

ラストの疾走感はAURA~魔竜院光牙最後の戦い~に近いものがあるのでAURAの疾走感が好きだった人は是非

 

 

 

「人間の上でもなく、下でもなく。私たちのすぐそばにいるもの。それが沖縄の神々さ」
怪異を祓うため神々の住む島・白結木島を訪れた春秋の前に現れたのは、地元の少女、空。天真爛漫で島想い、どこまでもフリーダムな彼女に呆れる春秋だったが、空は神様との縁を切ることで怪異を祓う“花人”の後継者――春秋が島を訪れた理由そのものだった。未熟ながらも、島の人々とともに怪異解決に挑む少年少女の、沖縄青春ファンタジー!

 

 沖縄ライトノベル。冒頭が良いんですよ、この作品。ちょっと長いので載せませんが。まぁでも僕がこの作品で一番言いたいのはめちゃくちゃ沖縄だってこと。沖縄が沖縄で沖縄なんですよ。47都道府県色んな特徴があると思うんですけど(それらすべてが真実であるとは限らないが)それでもここはこう言う特徴があるよねと思われがちな部分を上手く使った小説ですよ、かりゆしブルー・ブルー。最高の沖縄青春ライトノベルです

 

 

 

誰かに胸を張れるもんじゃない。 でも、ぼくらには、「アニメ」がある。

「どんな人間であれ、一日でアニメを約57本しか観ることが出来ない」
ぼく、こと坂井九太郎が所属するアニ研は、上記のような世迷言を乱発する部長をリーダーとするダラダラ部活動(ちなみに30分アニメからCMを抜くとOPED含め実質25分だからそれで計算して57本らしい。なんてアニメバカなんだろう)。
部員はぼくと部長と、部長の幼馴染さん(女性。現実にいるんだ……なんてアニメキャラぽいんだろう)の3人のみ。
生徒会にも活動に目をつけられてるっぽいし果たして今後どうなるのかなと思っていたところに、来訪者が現れた。それはぼくの学年一番の美少女・岩根美弥美さん。彼女の出現を皮切りに、部には「アニメ」にまつわるちょっとした事件が次々と巻き起こり――?

 

 シコルスキで有名な有像利路先生の処女作ですね(知らない人はシコルスキも面白いので読もう!)タイトルからじゃあまり想像できないかもしれませんがミステリーで苦味をメインとして話を展開する日常ミステリーのアンチテーゼになるような作品だと思う。もちろん苦味がないことはないんだけれど、全体的に優しさに満ちている作品。基本的にアニメを上手くミステリに落とし込んでいる良作。

僕が読んできたこの4年間のライトノベルのミステリ(ライト文芸は含まない)だとこの作品が一番ミステリーとしての質は高いと思ってる。まぁ僕はほとんどミステリー小説なるものを読んだことがない人間なのであまり信用度はないと思われますが......

 

 

 

 

 

→ぱすてるぴんく。 (講談社ラノベ文庫)

→ぱすてるぴんく。 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者:悠寐 ナギ
  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

他人との関わりを避け、ぼっちとして暗い高校生活を送る軒嶺緋色には彼女がいる。ネット恋愛の恋人・楢山スモモだ。決して会うことは叶わないはずだった二人。けれども迎えた新年度、緋色が自宅のドアを開けると、そこには“ネット彼女”のスモモがいて――!? 「わたし、引っ越して来ちゃったんです」「……なんですとっ!?」ネットの彼女がリアルの彼女になったそのとき、物語は動き出す。夢にまで見た恋人とのパステルピンクな学園生活が、ぼっちの殻を
ぶち壊す! けれどもそこに潜むのは、緋色の“元カノ”の影……?どれだけ痛くたって、これが僕らの恋愛だ! ネット恋愛→学園ラブコメな炎上系青春ストーリー、いよいよ開幕!

 

インターネットの中心で愛を叫ぶ物語。僕が思う最先端のラブコメです。実際に作者の年齢は若い。いや、実際どれぐらい関係あるかは知らんけど(前にブログで適当ぶっこいたらオタクにキレられたことがあるので予防線を張っておく)(年取ったオタクマジでめんどくせぇなぁ)(火種)

内容は恋愛を学べる系ライトノベルです。いや、彼女を作る方法が書いてあるとかではなく、女性の一面を学べますよ。元カノはいいものなので今カノより元カノの方が欲しいですよね。。。まぁシンプルにおもろい青春ラブコメって感じです

 

 

 

101メートル離れた恋 (講談社ラノベ文庫)

101メートル離れた恋 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者:こまつ れい
  • 発売日: 2019/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

男子高校生の浅田ユヅキがある日目覚めると、女の子の人形の姿になっていた!
人形の名はセブンス。
一流の魔法使いであり人形師である朝霧キョウコが作り出した、世界最高クラスのスペックをもつレンタルサービス型の美少女オートマタである……らしい。
その役割は、依頼者との会話、家事、警備、さらに性行為にまで及ぶ。
セブンスになってしまったユヅキは、さまざまな男性の性処理のためにレンタルされ、心をすり減らす日々を過ごす。
やがて一ヵ月以上が過ぎ、精神的に限界を迎えつつあったとき、セブンスは女性の依頼者である高校生の少女イチコに出会う。
そして、二人は次第に惹かれ合い……!?

 

TSなのに百合はおかしい!と発売前に百合詐欺だどうだとかで話題になってた作品。取りあえず僕から言えるのは面白い恋愛ライトノベルだってことだけです。十分じゃないですか?それだけで。

この作者さん新人とは思えないぐらいに文章がこなれてるのでそういうところもおススメの理由ですね。あらすじ読めばわかると思うんですけど、このラノベ内容が結構重いんですよ。(へヴィノベルとか寒いことではなく)実際読んでみると重い所はあるんですけど、感傷的な文章と切り替えが上手いので、重さを感じつつ軽くなり過ぎないっていう絶妙な塩梅さとか上手さを感じましたね。

内容に関しては言えないので、取りあえず面白い恋愛ものだと思ってくれれば大丈夫です。

 

 

 

僕らの街に降りそそぐアイドルという魔法 東京都沖津区(とうきょうとおきつく)――国民的アイドルグループ・LEDに叛旗をひるがえした女子高生アイドルたちがしのぎを削る街。 高校入学に合わせて学生寮に入った「吉貞摩真(よしさだなずま)」はそこが沖津区アイドルたちの根拠地であることを知る。しかし彼にはアイドルを好きになれない理由があった。 一方、同じ寮で暮らす「尾張下火(おわりあこ)」は、学校一の美少女「飽浦(あくら)グンダリアーシャ明奈(はるな)」に誘われ、アイドルグループを結成する。しかし彼女にはアイドルにまつわる暗い過去があった。 言葉にできない二人の秘密が交錯するとき、アイドルの持つ真の力が明らかになる。メロディアスでリリカルなアイドル・熱血ラブコメディ、登場!

 

売れそうで売れないけど実際そこまで悲観するほど売れてないわけじゃない系ラノベ作家こと石川博品の作品ですね。僕はこの作品が初石川博品だったんですけど、やっぱり会話センスですかね。読んでると、お、切れてんね~って文章がボコスカ出てくる。ストーリー自体も普通に面白いんでおすすめですね。(文章が合わないのは知らん)

 

 

 

 

平浦ファミリズム (ガガガ文庫)

平浦ファミリズム (ガガガ文庫)

 

 家族がいれば、それでよかった。

五年前、ベンチャー企業の社長である母を亡くした平浦一慶。残されたのは、喧嘩っ早いトランスジェンダーの姉、オタクで引き籠りの妹、コミュ障でフリーターの父だった。かく言う一慶も、高校にもろくに通わず、母から受け継いだエンジニアとしての才能を活かし、ひとりアプリ開発に精を出す日々を送っていた。
そんな一慶をなんとか更生させようと、毎日のように電話をかけてくる担任の天野小春や、優等生であるがゆえ嫌々ながら彼にからんでくるクラスメイトの千条真理香。それぞれのエゴを押し付ける周囲に辟易しつつも、親のためにも高校くらいは卒業しようと中途半端に学校に通い続ける一慶。
そんなある日のこと、一慶は、いじめられていた小学生の女の子を偶然救ってあげたことが誤解を生み、児童暴行未遂の嫌疑をかけられ、学校側から退学処分を言い渡されてしまう。家族、教師、クラスメイト、様々な想いが交錯する中、一慶はずっと胸の奥底にひた隠してきた自分自身の心に、もう一度向き合わざるを得なくなる……。

 

他者との関わり方を描いたライトノベル。テーマ性の強さがある作品だけどあんまりそこ気にしないでもいいのかもなとも思う。そこ意識して読んでたらなんか最後しっくりこなかったので。僕個人の話ですが。段階の踏み方がちょっと飛び飛びというか、ずらしてきてる感じがもっとストレートな方が好みなんだよなぁとかなんとか。。

まぁ正直内容あんま覚えてないんで今読むとどう感じるか分かりませんけど。。。今んとこ文句しか言ってねぇけど、好きではあるんですよ。読んでる最中の期待値を自分の中で超えてこなかっただけで。それでも4年間で読んできた単完ラノベの中だと上から三番に入るぐらいの面白さだと思ってますよ。後関係ないんだけどこの作者さん田中ロミオのフォロワーだよね?多分。

 

 

 

学園者!: ~風紀委員と青春泥棒~ (ガガガ文庫)

学園者!: ~風紀委員と青春泥棒~ (ガガガ文庫)

 

青春のすべてがここにある! ……かもね。
「先輩、最高の青春時代をおくるためには、どうすればいいんでしょう?」
「……はァ?」
椎名良士は高校二年生にして、学園の平和を守るトラブルシューター、風紀委員会の一員だ。
生徒同士の揉め事の仲裁や、教師には頼れない相談ごとを請け負い、学園内で起こる事件に翻弄される日々を送っていた。
そんな椎名の前に現れたのは、帰国子女の新入生、天野美咲。
青春というものに対して斜に構える椎名と、日本の学園生活を知らないがゆえに理想の青春に憧れる天野は、ひょんなことからコンビを組むことになる。
「思春期のガキを三千人、学校なんて狭いところに押し込めりゃ、そりゃ色んなことが起きる。いいことも、悪いことも」
入学シーズンの巨大学園を舞台に、個性的な生徒たちに翻弄されながら、次々と起こる事件を解決すべく学園内を走り回る椎名と天野。
果たして二人は最高の青春時代を掴み取ることができるのか。

リア充もぼっちも、モテも非モテも、優等生も不良も、文化系も体育会系も、みんながここで足掻いてる!
恋も友情も出会いも別れも勝利も敗北も甘さも苦さも、全部入りの青春学園物語、開幕!

 

青春ミステリーといえば、ほろ苦さみたいなところありませんか?某作家の影響でそういうイメージが僕の中で付いてるだけかもしれませんが。で、この学園者!という作品は、青春ミステリーなんですけど、正直ブラックコーヒーです。甘さはありません。青春の苦さを凝縮したような作品です。ただ、あらすじの青春のすべてがここにあるってのもあながち間違いじゃないんですよね。黒がすべてを塗りつぶしてしまうだけで。

青春を通り過ぎてしまったあなたに読んでほしい。これは間違えることすらできなかった僕たちのための物語だ

 

 

 

友達いらない同盟 (講談社ラノベ文庫)

友達いらない同盟 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者:園生 凪
  • 発売日: 2016/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

俺――新藤大輔は、中学生の時に友達の定義について考えてみた。俺にとっての友達とは何か? するとすぐに答えは出た。こいつになら、まあ、殺されても仕方ない。そう思える相手。俺にとっての友達の基準はそうなり――結果高校のクラスで友達を作ることはできず、中学からの友達が別のクラスに一人だけ。そんな俺に、クラスメイトの少女・澄田が声をかけてきた。「新藤君、わたしと――同盟を組んで下さい」同盟とはいったい何をするのかと思いきや、ノートを貸し借りしたり困ったときに助け合ったりするらしい。澄田は友達がほしくないので、孤立している俺に声をかけたらしいのだが――? 

 

まさかこんなしょうもないブログにたどり着いてて園生凪先生の傑作である友達いらない同盟を読んだことのない人間はいないと思いますが、、、万が一読んだことのない人がいるなら読んでほしいですね。面白いですよ。

あらすじとか最初ちょっと読んだ段階だと俺ガイルとかが連想しやすいんじゃないかなって感じの作品ですが、ま、違うよね。僕は初っ端の時点で、これは違う、間違いなく面白い作品だというセンサーをビシビシに感じ取ってしまった人間なんですが……

それはそれとしてありがちな作品ではあるし正直よりダークな作品を好むなら多分もっと他に色々あると思うんですよ。(この作品はちょっとひねててダーク)だけどそれでも、""友達いらない同盟""なんですよ。自分でもなんでこんに好きなのかいまいち分かってないが、それでも、それでも"俺"は──────────友達いらない同盟

 

あ、他の園生凪先生の作品もおススメですよ。この作品以外の良い所は分かりやすくて会話センスですね。ずば抜けてると思ってますよ。特に暇人同盟の喫茶での会話は最高

みんなも読もう園生凪!!!

 

 

 

 

 

 

↓入れたかったけど入れなかった作品(何なら20選にしようかと思ってたぐらい)

 

リンドウにさよならを

まるで人だな、ルーシー

異世界誕生2006

図書迷宮

オミサワさんは次元が違う

青春デバッガーと恋する妄想

キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った

 

 

 

以上です。最後園生凪先生の回し者みたいになっちゃたけど、それだけ読んでほしいってことで。。。