たまにライトノベル

『カノジョに浮気されていた俺が、小悪魔な後輩に懐かれています』 美濃彩華とかいうヤバイやつ

 

 

 

クリスマス直前に彼女に浮気された大学二年・羽瀬川悠太。
そんな絶賛傷心中の俺の家に――今日もあいつが遊びにくる。
なにかと俺をからかってはケラケラ笑い、勝手に家にまで上がり込んでくる無用心な後輩・志乃原真由。
「私が慰めてあげましょうか? って、凹(へこ)んでる先輩かわいいー!」
普段は、こんな具合に俺をもてあそぼうとするくせに。
堕落した俺の生活を見かねてうまい飯を作ってくれて、酔って帰ったときも介抱してくれて……
「先輩に、もっと好きになってもらいたくて」
二人きりのとき、俺にだけ見せるその顔は、ずるいだろ。

 

 

 

カクヨム上がりのライトノベル。タイトルとあらすじを見ると昨今流行りの、純愛いちゃラブだと思った人は多いんじゃないだろうか。斯く言う僕もそれに近いものを想像していた。主人公に元カノが存在しているため、ストレートに純愛いちゃラブになるとは思っていなかったが、実際に読んでみると思ったよりも恋愛がメインになっていた

主人公である羽瀬川悠太は大学生であるため、本作では大学生ならではの展開が多く存在している。昨今のライトノベルでは高校生の恋愛や社会人と高校生のような所謂年の差ラブコメなどが主流のため大学をメイン舞台にそれもここまで””大学生””しているのは珍しいのではないだろうか。本作ではそんなところも魅力の一つである。

この作品には三人のヒロイン(サブも入れるとこの巻では4人)が存在しているが、タイトルとあらすじからでは観測できなかった美濃彩華という主人公の女友達が大変素晴らしい。勿論元カノも良い。小悪魔の後輩こと志乃原真由も先輩と主人公のことを呼ぶのは、大学ではほとんど存在しない故のギャップがあり大変良い

小悪魔な後輩、元カノ、女友達、大学生、これらに何かを感じ取った人は読んでみるといいのではないだろうか。

彼と彼女らの今後の恋愛模様に目が離せない

 

 

 

これより下ネタバレありです。

 

 

 

 

 

 

三人とも良いっつたのは俺の話じゃないよ。。普通に見たらそう見えるんじゃないかって話だよ。。俺はタイトルにも名前出してるけど、美濃彩華の話がしたかっただけだから。美濃彩華とかいう女がヤバ過ぎたから。美濃彩華の話だけする

じゃぁ語ろうかな。最高の女を

 

まずね、なにがやべぇって相坂怜奈とかいう女に一度主人公を取られてんのが良いよね。どんな顔して相坂怜奈の話聞いてたんだろうな。裏で泣いてたかもって考えるとそれだけでオタクスマイルが無限に出ちゃうね。

主人公が別れた後に来使ってんのも最高。でも、それだけじゃないでしょ。間違いなく。そういうとこも、最高。

話でやばいのは5話6話8話、ちょい落ちるけど9話も最高

5話でね、主人公が志乃原真由にプレゼントを上げようとしてそれを一緒に選んでほしいって美濃彩華が言われてんのがもう最高だし、

それを即答でやだって答えてんのマジで120点。。

相坂怜奈が主人公に「その、また会える?」って言ったのに対して「あんた、正気?」

とか言っちゃうのまじで過呼吸もんだろ。。しかもその後相坂怜奈に対して可愛いだけとか宣ってんの、本当に苦しいよ

まぁ5話で一番やばいのはその後の主人公に誕プレを買ってあげる下りだけど。。

まずさ、主人公が他の女の物買ってる時に自分の好きな男に誕生日プレゼント買ってあげるってのがまーーーーーーーやばいね。一方通行じゃん。俺苦しいよ、彩華。。。

それも初めて自分から男にあげたプレゼントがそれとかさぁ、お前さぁ、生まれながらの敗北者じゃん。しかも初めてあげるってのを自分からアピールしてんのマジでヤバ過ぎ。。本気で””声””出たわ。キモスギオタク君のブタみてぇな声がよ

挙句の果てに、自分で選んだ誕プレを志乃原真由に勝ち誇るように見せつけられたの本当に苦しいよ。いつ勝てるんだよお前は。

 

6話はね、主人公にタバコ辞めろっていう下りでげろ吐きそうになったよ。お前なーーーーーーーーーーにが「志乃原さんも嫌がられるんじゃないの、煙草。タバコが苦手な女子は多いわよ」だよ!!!!!!!だったらなぁお前はなーーーーーんで吸いもしない煙草に付き合ってんだよ。。どんだけ羽瀬川悠太と一緒にいたいんだよ。俺苦しいよ。。。

しかも、羽瀬川悠太は志乃原の前では吸わないとか言っちゃうし。。女として見られてねぇじゃん。。。俺苦しいよ。。。。

それはそれとして、女の中で唯一、美濃彩華の前でだけはタバコ吸ってるの完全に逆転の一手になると思ってるよ、俺は

 

8話はもうね言葉はいらない『あんたにしか言わないわよ』もうねこれだけ、召天したよ俺は。

 

9話は皮肉が神。美濃彩華が特にほしくなかったサークルでの男人気を手に入れて、同じサークルの女に皮肉だよね、って言われてるけど一番皮肉なのは美濃彩香が本当に欲しかった物は手に入ってないっていうところなのが上手過ぎ。

美濃彩華、上手いこと生きてるんだろうけど、こういうところ本当に大好き

 

 

 

もう美濃彩華だけでいいんですよね。このライトノベル。本当にそれだけでいい。美濃彩華が最高にヘラって曇りに曇って、そんで最後の最後でウルトラcで逆転サヨナラ満塁ホームラン(競技が違う)を決めてくれれば満足できるから、俺は